硬質皮膜

硬質皮膜

硬質皮膜は、機械部品など多方面に使用されています。低温（3～50℃）の電解液により、一般アルマイトより精度の高い耐摩耗性のすぐれた皮膜（硬質皮膜）をつくります。

硬質皮膜の特徴

硬質皮膜は、無数の微細孔を持つ硬質皮膜の孔中に、自己潤滑性の優れた錫を析出させ、さらに表面にPTFEの微粒子を化学的に吸着させることにより、皮膜の厚さ方向にも広く潤滑剤が存在するため、初期の潤滑摺動性のみならず、恒久的な潤滑特性に優れています。

・硬い表面が得られる
・耐摩耗性、耐食性がすぐれている
・寸法精度が高い
・電気絶縁性、耐電圧がすぐれている
・染色が可能である
・軽量化が計れる

アルミニウムは軽くかつ加工性のよい金属ですが、やわらかいという大きな欠点がります。このアルミニウムに陽極酸化処理をすると、柔らかいアルミニウムの欠点を補い、硬く、耐摩耗性のすぐれた硬質皮膜が出来ます。

自動車部品、自動化機械装置部品、食品加工機械部品、包装機械部品、印刷機用、部品、半導体製造装置部品、航空・宇宙、機器部品、光学機器部品、部品などに多く利用されています。

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