アルマイト

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アルマイト（アルマイト加工）とは、｢アルミニウムの陽極酸化法による表面処理」のことです。
アルミニウムは、そのままの状態でも表面に薄い酸化皮膜を生成するので、鉄と比べると腐食には強いのですが、傷つきやすく、また環境の変化にも弱い金属です。アルマイトは、アルミニウム素地上に多孔質で透明の酸化皮膜を電解法によって素地最表面から素地内側へ生成させ、アルミニウムの皮膜硬度を高めるとともに耐食性、耐摩耗性を高めます。また発生した皮膜の表面に無機、有機の染料を吸着すれば無限の色調を表現する事が可能です。

アルマイトの特徴

・耐食性が向上する
・耐磨耗性が向上する
・硬度性が高まる
・染色・着色性が高まる

アルマイトの種類

白アルマイト

白アルマイトは、硬さＨｖ320程度のクリアーな皮膜をアルミニウム最表面に生成します。アルミニウム中に含まれる成分によって若干の発色(灰色）がある場合があります。耐食性に優れ、傷が入りにくく、アルミニウム材に対してもっとも多用される表面処理です。

カラーアルマイト

カラーアルマイトは生成法と性質は白アルマイトと同等ですが、表面の細孔に有機染料を吸着させ、色をつけたアルマイトです。さまざまな色を出すことが可能です。

硬質アルマイト

硬質アルマイトは硬さＨｖ400以上で耐摩耗性はステンレス材よりも高いことが特徴です。合金中の成分の違いによって発色がかわります。その耐摩耗性の高さからシャフト類、ロール等へ使用されることが非常に多くなっています。

つや消しアルマイト

つや消しアルマイトは、文字通りアルミ表面をつや消し処理（梨地処理）してからアルマイト処理したものです。強アルカリ系梨地剤、ブラスト処理をすることによって、梨地処理することが可能です。また、それらのいずれもが独特な意匠を持っています。

光沢アルマイト

光沢アルマイトは、アルマイト処理前に化学研磨処理を施してアルミ表面を光沢化した処理です。主に反射板や装飾品に利用されています。

ＰＴＦＥ潤滑アルマイト

ＰＴＦＥ潤滑アルマイトはアルマイト表面にＰＴＦＥ微粒子を付着させた処理です。初期摺動性は通常の硬質アルマイト、市販ＰＴＦＥ含浸硬質アルマイトより良好な結果を残しています。

アルミアルマイトメッキ加工

アルミアルマイトメッキ加工は、B2アルマイト・化研アルマイト・クリア塗装などの種類があり、あらゆるアルミに着色できます。アルミニウム線材・アルミニウム棒・アルミニウムパイプ・アルミニウム板・アルミニウム型材・アルミニウム長物・アルミニウム小物など、種類は問いません各種色塗装もOK。少量からでも承ります。
　
アルミニウム　アルマイトメッキ加工「加工の種類」
B2アルマイト・化研アルマイト・クリア塗装など
アルミニウム　アルマイトメッキ加工「アルミ材の種類」
アルミニウム線材・アルミニウム棒・アルミニウムパイプ・アルミニウム板・アルミニウム型材・アルミニウム長物・アルミニウム小物など